2026年2月17日、日本医科大学と中央大学からプレスリリースを出しました。
当教室のAIチームリーダ寺崎 美佳と、中央大学理工学部情報工学科 鈴木 寿教授、大学院生の河村 拓実さんと、とても画期的な「細胞診断支援AIシステム」についてのプレスリリースです 。現在特許を申請中です。
■ 増えている「子宮体がん」と、検査の難しさ
近年、食生活の欧米化やホルモンバランスの変化などにより、子宮体がんになる女性が増えています 。初期の段階(I期)で発見できれば、5年生存率は約96%に達し、将来の妊娠に向けた希望を残せる可能性も高まるため、早期発見がなにより大切です 。 しかし、そのための「子宮内膜細胞診」という検査は、細胞の形が年齢や生理周期で複雑に変化するため、熟練の医師や細胞検査士の「研ぎ澄まされた目」が必要な、非常に難易度の高いものでした 。
■ 「AIに任せれば安心?」医療現場の悩み
現在、様々な分野でAIが活躍していますが、主流となっているAIには「なぜその答えを出したのか計算のプロセスが人間には分からない(ブラックボックス)」という弱点があります 。 AIが「90%の確率でがんです」と言っても、理由がわからなければ、私たち病理医は説明責任をとれません。
現在、様々な分野でAIが活躍していますが、主流となっているAIには「なぜその答えを出したのか計算のプロセスが人間には分からない(ブラックボックス)」という弱点があります 。 AIが「90%の確率でがんです」と言っても、理由がわからなければ、私たち病理医は説明責任をとれません。
■ 納得できる!「理由を教えてくれるAI」の誕生
そこで私たちは、あえて流行りのブラックボックスAIは使わず、中央大学が持つ独自の数理技術とタッグを組みました 。 完成した新しいAIは、熟練の病理医が細胞の「辺縁の歪み」などを見る着眼点をそのままアルゴリズムにしています 。そのため、「この細胞は輪郭がこう歪んでいるから、悪性と判定しました」と、明確な根拠を提示してくれる「説明可能AI」になっています 。
そこで私たちは、あえて流行りのブラックボックスAIは使わず、中央大学が持つ独自の数理技術とタッグを組みました 。 完成した新しいAIは、熟練の病理医が細胞の「辺縁の歪み」などを見る着眼点をそのままアルゴリズムにしています 。そのため、「この細胞は輪郭がこう歪んでいるから、悪性と判定しました」と、明確な根拠を提示してくれる「説明可能AI」になっています 。
■ どこでも使える、わかりやすい色分け表示 このシステムのすごいところは、スーパーコンピュータのような特別な環境がいらないことです 。
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普通のノートパソコン1台で動きます 。
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顕微鏡を動かすと、リアルタイムで画面上の細胞を「赤色(悪性)」「緑色(良性)」「黄色(保留)」に直感的に色分けしてくれます 。
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インターネット環境が不安定な場所でも使えるため、離島や過疎地の小さな診療所でもつかえ、サイバーセキュリティのリスクもありません。
これからも、世界中の女性に納得と安心を届けられる未来を信じ、この研究を進めていきたいです !
プレスリリース全文はココから