第63回日本臨床細胞学会秋期大会が2024年11月16日、17日に幕張メッセ国際会議場で開催されました。当研究グループからは、「AI子宮内膜細胞診モデルの診断根拠可視化と診断者の難易度評価による臨床応用性の検討」というテーマで下川一燈さんがポスター発表を行いました。
この研究では、顕微鏡下リアルタイムAI支援システムの精度向上を目指し、以下の2つの重要な課題に取り組んでいます:
- 診断者が「難しい」と感じる感覚と、AIによる誤判断の関連性。
- Grad-CAMによる注目点の違いを分析し、人間の診断者とAIの判断基準の差異を明らかにすること。
会場では、多くの研究者から質問やコメントをいただき、今後の社会実装に向けた課題をさらに深く考察する機会となりました。発表者の下川さんは磨きのかかったプレゼンで、会場でも注目を集めていました!今後も引き続き、実用化に向けた研究を進めてまいります。